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…ぼそっと独り言 26
~前説~
この「ぼそ独」にも何回か書いたが、私は芦原温泉にある 「芦原グランドホテル」を愛用している。
といっても宿泊するのではなく お湯だけ入れてもらいに行くのだ。(1回800円。6回3000円)
このホテルの隠れた名物は「混浴露天風呂」。特に盆と正月、春・夏休みは 宿泊客が多いので
私もつい足しげく通うこととなる。
いや、ま、語弊のないように言っておくと、混浴だけが目当てではなく、 ここの露天風呂の湯質は
かなりいいと思っているのもある。実際、なめると しょっぱいし、入浴後はぽっかぽかである。
というわけで今年の夏も通った 私の3つのエピソードをここに紹介してみます。実話です。


「芦原グランドホテル エピソード1」

それはお盆の暑い日のことだった。雑用で汗だくになった私は
「一にも二にも風呂入りたい!」
とばかり、仕事後に店の帳簿を〆るのも半ばで席を立った。
何しろここのところテレビでは「酷暑」と位置付けるくらい 暑い!!車内に入るのも嫌なくらいもんわりしていた。

午後7時半。ホテルに着いた。フロントのおっちゃん連中も
「あら、また来たか」
みたいなもんである。顔を覚えられてしまった自分をどう評価して いいのやら。常連?
その割には風呂のみ。しかも混浴。私が フロントのおっちゃんならこんな客にはこう言う風に微笑む。
「若いからね」と……。

そんなおっちゃんを尻目に、私はすたすた風呂場に向かった。
しかし、いきなり露天風呂には行かない。まずは汚れた体を
(あぁそうさ。どうせおいらはいろんな意味で汚れちまってるさ。)
洗い流すため、男風呂に向かった。
男風呂は言うなればどこにでもある風呂に近い。しかし、それだけに 体を洗いやすい設計になっている。私はせめて体だけはきれいになろうと ざぶざぶ洗いまくった。

「ふぅ♪」

私の体から垢という垢が落とされ、これで一息つくことが出来た。
私は軽く体をふき、扇風機の前に寝転んだ。風呂上がりはこれが一番。
しばらくそのまま涼んだ。

「さて♪」

私は起き上がった。汗はほぼ引いた。このまま出ようかとも思ったが せっかく混浴に来たからには、
一度行っておかないと混浴に悪い。
もしかしたらまた誰か入ってくるかもしれないし……。
そんなこんなで露天風呂の方に向かった。

「うぃ~ん」

露天風呂の自動ドアが開いて、露天風呂の脱衣場に入ろうとした瞬間、 私は固まった。
すでに女性が入室しているのだ!しかも2人組。
しかも女性達は脱衣場の横で入湯しているので私と視線が合った。

頬を小さな汗が流れる。不用意な事態に心臓が高鳴った。実は今まで 私の入っている
露天風呂に女性が入ってきたことは度々あったが、女性の 入っている露天風呂に
入っていった事がない。すべて先に入湯して待つ という受身であった自分に気付いた。

私は完全に固まった。そしてパニックに陥った。私の脳内にある緊急事態 マニュアルを
探せども、この場合の対処法が見つからない!

再度、女性達と目が合った。女性達には少なからず動揺が見うけられた。
それを感じた瞬間、私の足はUターンした。

どうしても脱衣場に入れなかった私の背中は泣いていた。


~エピソード1 おしまい~


「芦原グランドホテル エピソード2」

そんなことがあった2日後のことだった。ちょっと悔しかったが まあそれはそれ、お風呂自体は
気持ちよかったので、また行くことにした。まだお盆の最中。ホテルには客は多かった。

例のごとく体を洗い、露天風呂に向かった。

「がらがらっ」

と脱衣場の戸を開けると、おばちゃんが着替えていた。
私は再び固まった。


~エピソード2 おしまい~


「芦原グランドホテル エピソード3」


翌日、どうしても納得がいかない私は再びホテルへと向かった。
まだまだお盆の最中。ホテルには客は多かった。

例のごとく体を洗い、露天風呂に向かった。

「がらがらっ」

と脱衣場の戸を開けると……今度は何もなかった。ただ、浴衣が 数枚あるところを見ると、
誰か入湯しているのであろう。すこし 気持ちが高ぶった。

「がらがらっ」

そして入湯したそこにはっ!!!……おっちゃんが2人いた。

「そう何度もいないよなぁ」

あきらめた私は素直に露天風呂を楽しむことにした。夏でもお風呂と いうものは実に
気持ちいい。体内の毒素を流し出してくれる感覚が たまらなく好きである。
そのうちおっちゃん2人はお風呂から出ていった。露天風呂には 私一人。湯船に
×××だけ出して

「ネッシー」

などと戯れてみた。うふふ。

だが、心のどこかで女性客の入室を待つ自分がいた。ま、入室してきた ところで触れる
わけでもなく、ただ単に雰囲気を楽しむだけなのであるが。

……10分

……15分

さすがにあきらめて脱衣場に戻った。指先はふやけている。パンツと Tシャツを履いて
男風呂に戻ろうとした瞬間、

「うぃ~ん」

露天風呂の自動ドアが開く音がした。誰か客が来た!私の心が小さな 期待で膨らむ。
足音はどんどん近づいて来た。

「がらがらっ」

脱衣場の戸を開けたのは若い茶髪の女性であった。その瞬間、 私はもう一度風呂に入ろうと
決意した。女性が戻ってしまうのが 心配だったが、女性は戻らずに脱衣場に入ってきた。
私は心の中で 小さくガッツポーズをした。そして、あたかもこれから入湯するかのごとく
Tシャツを脱ごうとした瞬間、女性の後ろから旦那と思われる 男性が子供を抱きかかえて入ってきた。

男性は夜にもかかわらず、色付きのサングラスをしていた。
男性は角刈りで、眉毛は半分剃っていた。
男性と目が合った瞬間、私は右下方45度に視線を落とした。

私はそそくさとTシャツを着て、風呂場から出ていった。


~おしまい~


…ぼそっと独り言 27
「棚卸」

8月20日はうちの店の中間棚卸だった。店内の在庫を調べて、 それがコンピューター内の在庫と
合うか調べるわけだが、調べ方は 手作業。つまり、全商品の値段をチェックしなければならないの
である。
それは煩雑な作業。だからなるべく店内の商品が少ない時に行うのが 通例である。

私達洋服屋にとって、もっとも店内の商品量が少なくなるのは2月と8月。
ともに冬物と夏物を売り尽くしているからである。だから店内は商品が 少なくてがっさがさになり、
接客するのも恥ずかしくなる。
逆にもっとも商品量が多いのは5~6月と10~11月。夏物と冬物が どんどん売れる時期で、
在庫を抱えても怖くないから必然的に商品が多く、 いろんな商品があるので店は魅力的になる。

これを例えるなら5~6月と10~11月は、夜のクラブに行く為に 完全化粧武装した
女性みたいなもの。さぁどんどん私を見て!!!

そして2月と8月はこの女性の寝起きのすっぴん姿。
いや~~~!見ないで~~~!!!


…………


………


……


でも、買って~~~♪


いやはや商売と女心は難しい。



…ぼそっと独り言 28
「偽善」

今日、仕事をしていると店の外でこんな声が聞こえた。
「ただいま、農協前にて献血を募集しています~」
私は献血を一度したことがある。高校のときだった。ただそれは 授業をサボりたくてしただけで、別にそこに愛があったわけではない。
しかし、なぜか献血がしたくてたまらなくなった。別に仕事を サボりたいわけじゃない。多分、偽善でもいい、何がしかのいいことを しておけば、幸運の神様がインド旅行でのトラブルから救ってくれる だろうという、なんともいやらしい気持ちからだった。さらに言えば ダイエットにもなるだろうという打算的な考え。あぁ、私って……。
私は店を出て、実家にある献血手帳を持ち、献血車に向かった。

献血車に乗る前に軽い検診を受けた。みなにこにこしている。そりゃ そうか。向こうにしてみりゃ私は大事なお客様。えぇ分かりました。
この若いエネルギーとヘモグロビンがほとばしる私の血液をあげましょう。
私は献血車に乗った。

献血車の中ではまず血圧を測った。若いインテリ風の医師であった。
そして血液検査。これは隣のおばちゃん看護婦が担当した。ふと、 昔のことを思い出した。健康診断での血液検査で自分の血液を見た私は こともあろうに貧血で倒れてしまった。それくらい実は血が苦手な 私が献血などとは、ちょっとおかしくなって苦笑した。しかし、また 貧血を起こすと恥ずかしいので、自分の血は見ないようにした。
それにしても注射を打つ看護婦はおばちゃんのほうがいい。(自分が 看護婦に注射を打つのなら若い方がいいが……おっと下ネタ)。
おばちゃん看護婦の注射針はすぅ~っと入っていった。全然痛くない。
小指ほどの検査用血液を取り、採血ベッドに移動した。

採血ベッドは4台あった。私は真中のベッドに寝転び、腕を出した。
またもやおばちゃん看護婦が私の腕から400ccの血液を吸い出していった。
その間約5分。なんとなく血液が出ていく感覚が分かるのがちょっと 嫌だった。

献血車を降りると例のごとくジュースを渡された。今ではボールペンも 付くみたい。ジュース120円にボールペン100円。なるほど、 私の400ccの血液はどうやら220円らしい。そんないやらしい計算を する私がちょっとシュールで好きだった。

外は気持ちよく晴れていた。偽善でもなぜか心は落ち着いた。


~おしまい~





………インド出発前なので「落ち」はないです。あしからず………


…ぼそっと独り言 29
あなたは騎馬戦をしたことがありますか? うふふ。


それは先日の坂井郡○○○の×××の研修会での事だった。私は仕事が あるので研修には参加せず、7時からの懇親会だけ参加する事になって いた。7時前に懇親会場所である三国町の▲▲▲ホテルに着くと、もう 研修を終えた×××の面々が50人ほど集まっていた。
しかし、なぜか懇親会先が▲▲▲ホテルのプールサイドなのである。
普通、座敷かホールを貸しきって宴会するのが常である。まずこれに 驚いた。すると

「きゃはははは♪」

なんとプールサイドには黄色い声!それも15人もの女性が水着で はしゃいでいた。そこへ友人がぼそっと一言。

「あれが今日のコンパニオンだよ♪」

「ま、まじ!?」

座敷での宴会にコンパニオンを呼ぶのは田舎では当たり前であるが、 プールでの宴会というのは聞いたことが無い。しかし、そんなことは 今まったく問題ではない!今日のコンパニオンは水着であるという 事実だけが目の前にあった。

そしてプールサイドでの宴会は始まった。

各町ごとにコンパニオンがつく。みな水着。あぁ水着。わぁ水着。
なんてこったい♪


♪~

♪~


しばらくコンパニオン達と歓談していると、司会者が

「それではみなさんプールにお集まりください!」

との声。言われるがままに集まると、始まったものは
「芸能人水泳大会」ばりのゲームであった。

「水中風船割りゲームゥ~♪」

「騎馬戦~♪」

「水中着せ替え競争~♪」

具体的な描写は控えるが、それはそれは素敵なゲームであった。
一度は出てみたかった水中騎馬戦などは、ポロリこそなかったが 迫力満点ですばらしいものであった♪
私がおおいにハッスルしたのは言うまでもない。
実に命の洗濯が出来る懇親会だった。


でも、それでいいのか?坂井郡○○○×××。

いや、それでいいのだ♪坂井郡○○○×××!



~おしまい~

(内容に問題があるため、伏字にいたしました)


…ぼそっと独り言 30
~うちのじい様 2~

うちのじい様はお元気じい様。今年で85歳だと言うのに、 電動機付き自転車で金津町内のみならず隣の丸岡町・芦原町、 果ては福井市内まで飛んで行く達者なじい様です。

そんなじい様が先日、いきつけの佐野温泉でのぼせて倒れました。
本当にのぼせただけらしいのですが、びっくりした佐野温泉の方は 救急車で病院へ。1週間ほど入院することとなりました。

体に異常があったわけではないので、2日目からは動きたくて うずうずしている様子。しかし点滴や尿弁をつけられて、 動けない状態になってました。

4日目。やっと尿弁が外れました。そうなると早く退院させたい のですがお医者様の許可が出ません。検査結果待ちとのこと。
外出も室内歩行しか許してもらえませんでした。

そして5日目のこと。いつものようにお見舞いに行くと、 じい様は明らかに外に出たくてたまらない様子。
そこで「病院内を見て周るだけ」といって看護婦さんから 車椅子を借り、病室から出ると、そのままじい様を私の車に 乗せ、無断でドライブに出かけました。

折りしも秋晴れでさわやかないい天気。松岡町を周遊した後、 丸岡を抜けて再び病院へ。久しぶりの外出にじい様は たいそうご満悦な様子でした。(左手に点滴をぶら下げてましたが。)

1時間ほどのドライブの後、病院に戻り、何食わぬ顔で 病室に戻ると、ちょうどお医者様の往診の時間でした。
するとじい様は喜々とした表情で

「今、孫と松岡まで行ってきたんや♪」

お医者様と看護婦は絶句。私は唖然。そのまま不許可外出で こんこんとお説教されました。

じいさま、そりゃ秘密だってばさ……。


~おしまい~