2024.10.02
物流センター工事の定点観測。
今回の物流センター建設には、
「物流スタッフの業務負担を減らしてあげたい。」
という思いがあります。
負担を減らすためにやらなければいけないことは主に3つ。
①移動距離の軽減
現在、大小8ヵ所の倉庫に商品が分かれている為、毎日の入出庫を会社のワゴン3台で移動しながら行っています。1ヵ所にまとめて移動を大幅に削減したい。
②温度差の軽減
本社以外の商品倉庫にはエアコンが付いていない為、夏は蒸し暑く、冬は寒い。
特に夏場は汗だくになるので、これを何とかしてあげたい。
③作業自体の効率化
大量の荷物の入出庫を人力で行っているのを、フォークリフトやローラーコンベヤを導入して効率化したいし、手作業による梱包などは自動梱包機を導入したい。
ということで、「②温度差の軽減」の為に「屋根裏と外壁内に遮熱材の施工」を行いました。天井と側面が遮熱材に覆われ、床は厚手のコンクリートなので、魔法瓶のような構造になります。
そして、商品倉庫には
・16台のエアコン
・8台の大型シーリングファン
・2台のルーフファン(ベンチレーター)
を設置することで、夏場はエアコンの冷気が魔法瓶構造で屋外に逃げず、冷気が倉庫内をファンで循環し、上部の熱はルーフファンで屋外に排気されるという循環を作っています。冬場も同じように暖気を保温する構造です。
実際にどれくらい快適になるか、2025年の夏場に実証実験します。