2024.10.02
物流センター工事の定点観測。
今回の物流センター用地は横に嶺北縦貫道路がありますが、用地は道路と接していませんでした。この規模の開発行為では「8m以上の2車線道路に用地が面していること」という規定があり、許可を取る為には、用地と嶺北縦貫道路とを結ぶ2車線道路を作る必要があります。
しかし、私達では道路を作っても管理することができない為、「開発者が道路を作り、あわら市に無償譲渡する」という形をとらざるをえません。
開発行為の費用としては負担増になりますが、この東善寺の用地には下記の利点があります。
「この用地の利点(メリット)」
・嶺北縦貫道路沿いで立地が良い。
(大型の物流トラックが市街地を走らなくてよい)
・昭和に土地改良開発が行われていて、面積が広い割に地権者が少ない。
(この用地の地権者は6名で、用地売買交渉がスムーズでした。)
・田んぼなので用地が水平。つまり、高低差を調整する擁壁が小さくて済む。
(擁壁が100cmを超えると非常に高額になる)
一方で、田んぼを開発する不利点もあります(苦笑)。
「この用地の不利点(デメリット)」
・田んぼの農振除外と農地転用に非常に時間がかかる。
(これが一番大変でした)
・田んぼなので下水道が通っていない。
(開発行為申請後に気付きました)
・上水道が遠い。
(東善寺区内から道路を掘って水道を引きました)
・田んぼなので地盤が柔らかく、地盤改良費が高額
(これは想定以上にかかりました)
ちなみに、上記は、地権者の方々と土地交渉が始まってから分かったことです(苦笑)。今回の開発行為は不動産業者が間に入らずに、社長の私と地権者の方々とで直接、土地の売買交渉を行ったので、売買交渉はスムーズに進んだのですが、私のほうに知見がなかったので、後から色々とデメリットが分かりました。
まぁ、それでも、立地は良いですし、東善寺区の皆さんに全面的に協力していただきましたし、坂井市に移転せずにあわら市内に留まることができましたし、妻の葬儀を行ったアスピカあわらの横ですし、こういったことも含めて、すべて「ご縁」だと思っています。
なので、すててこは、この地で会社を大きくしていきます。
——————-
さて、で、写真の話。
道路沿いに建てる会社看板の作り付けが始まりました。
あまり贅沢にならないように、でも、会社が分かりやすい看板を取り付ける予定です。