2024年1月1日に発生した能登半島地震で、亡くなられた方々に哀悼の意を表し、ご遺族と被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
私も29年前、大学4回生の時に、兵庫県神戸市六甲道のアパートで阪神淡路大震災で被災しました。アパートは運よく半壊でしたが、アパートの周りでは家が倒壊し、多数の死者が出ました。
倒壊した家の2階から「助けてください!まだ1階に家族が、、、」と助けを求められましたが、完全に倒壊した家の前で、機材も電気もなく、誰も何もできず、涙ながらにその場を後にすることしかできませんでした。
あれから29年が過ぎ、私も51歳を迎えた中で、隣県での能登半島地震。
個人での募金と、すててこ株式会社として石川県にスクールシャツ300枚の義援物資を申し込みましたが、他にもなにかできることはないかと考えている中で、大学の先輩から
「七尾市から支援依頼があったので、搬送と設置を手伝ってくれないか?」
と連絡がありました。
大学の先輩は株式会社クレアという会社を経営していて、除菌フィルターの開発と販売をしています。
株式会社CleAir
https://cleair-w.com/
避難所でコロナやインフルエンザなどの感染症が広がらないように、石川県に簡易空気清浄機の支援を申し込んだところ、七尾市から正式に支援要請があったとのこと。この空気清浄機をすててこ社のワンボックスカーで一緒に避難所まで運んで、組み立てて設置するのを手伝ってほしいとのことで、私でよければと即答しました。
1月13日早朝に七尾市に向かい、七尾市役所の健康推進課に寄付目録と空気清浄機20台、エアコンフィルター200枚を贈呈しました。
贈呈した空気清浄機「クレアウィンボックス」※クラウドファンディング時
https://camp-fire.jp/projects/view/644800
贈呈後、市役所の方と避難所に行き、実際に組み立てて設置したり、エアコンにフィルターを貼ったりしてきました。
避難所では、日中は高齢者が避難しています。
若い方は仕事に行ったり、ボランティアをしたりしていて、夜に避難所に戻ってくるようです。
避難所の部屋ではなく、室外や廊下で休んでいる方もちらほら。
「部屋の中にいるとインフルエンザがうつりそうで怖い」
とのこと。
空気清浄というボランティアが、そういった不安の解消に少しでもお役に立てれば幸いです。
次回は1月27~28日に、七尾市と輪島市の避難所に空気清浄機を届けてきます。
↓1月27~28日の支援活動はこちら↓