2017.10.20
第4回社内テストが開催されました。
今回のテスト範囲は、
・ヘーゲルの弁証法
・エビングハウスの忘却曲線
・コンテンツマーケティング
・3S
・ボーナス問題(能率化と効率化)※ボーナス問題はテスト開始まで問題は知らされていません
の5項目でした。
現在、社長が絶賛採点中です。
第4回目ともなると、皆少しテストを受けるということに慣れてきた様子。
各々が本やインターネットで自主学習をし、テストに挑むという方式です。
今回のヘーゲルとエビングハウスはサイトによって少しずつ内容が違うので、考えをまとめるのが大変でした…
果たして、自分なりに理解して書いた内容を社長がどう評価してくれるのか気になるところです。
今回のテストの内容に、
「社長はなぜエビングハウスの忘却曲線をテスト出したのか推測して答えなさい」
という問題がありました…
社長の思いと違った場合は不正解なのでしょうか……?
これこそボーナス問題では?!と思ったのですが、思いつく限りを書きました…
テストが終わった後に、みんなになんて書いたか聞いてみたのですが、
・テストの時だけ勉強して覚えるのではダメ。復習して活用しなさいってことじゃない?
との意見が多かったです。
さて、社長の思惑はいかに…
普段はパソコン仕事なので、1時間ぎっしり文字を書くという行為に手がつりそうでした…
採点結果が楽しみです。
2017.11.6
社長の笹原博之です。第4回社内テストを開催しました。
テスト後に中国出張と月次報告会があった為、報告が遅れました。
先に弊社管理部がブログにアップしてくれていて
「社長の思いと違った場合は不正解なのでしょうか?」
という問いかけがあったので、そのあたりもまとめて総括を作りました。
「社長総括」
今回で4回目の社内テストです。テストというものは、本来、まず授業があって、その理解度を確認する為に行うものなのですが、まだ弊社ではそういったものをまとめた「社員手帳」「共有資料」「ブログ」「社長塾による講義」の準備が出来ていない為、最初にテスト問題を告知して、各自に自習してもらう形をとっています。
学習の仕組みが十分に整っていない中、私としては申し訳ないなとも思いながら行なっていますが、それでもみんなテストに慣れてきたのか(苦笑)、きちんと勉強して記述してくれているのはとてもうれしく思っています。
そもそも、なぜ社内テストをやるのかというと、もちろん、社員の能力を把握したいということもありますが、それ以上に、「社員が人間として成長する手助けをしたい」という思いのほうが強いです。余計なお世話かもしれませんが、「成長」というキーワードは私の会社運営の方針であり、それには「社員の成長」も、もちろん含まれます。
そして成長には「業務上の成長」と「人間としての成長」の2つがあり、社内テストに「ヘーゲルの弁証法」「エビングハウスの忘却曲線」などという聞いたこともないようなものを出題するのは、人間としての成長に、こういった「法則の理解」が不可欠だと考えているからです。
人は、生きる上でいろいろな問題にぶつかります。理解できない相手と出会ったり、ものごとがうまくいかなかったり、自分の理想と現実のギャップに悩んだり、そもそも、なぜ生きるのかという答えが分からなかったり。そういった問題に素手で立ち向かってもなかなか答えが出ませんが、こういうときに「法則」や「格言」を知っていると、自分なりの答えを導く手助けになります。「腑に落ちる」んです。
「ヘーゲルの弁証法」を出題した意図は、議論というものはA(テーゼ)かB(アンチテーゼ)に着目し、その枠内で選択するだけではなく、止揚(アウフヘーベン)により、新たにC(ジンテーゼ)を生み出すことも大事だということ。そして、議論は、より高次に進歩させていくために行なうことが大事で、自分の意見(テーゼ)に固執しすぎてもダメだし、自分にとって不利益を被るから反対するといった私利を含んでもダメ。あくまで「命題」を成長させるために行なうということを、法則として理解してもらうために出題しました。
「エビングハウスの忘却曲線」を出題した意図は、そもそも「人間は忘れる生物」で、逆に不要な情報を忘れて脳内を整理・整頓(2S)することで成長するのです。だから私は社員が業務を1回忘れたことに対しては寛容ですが(立場上、しかりますが)、何度も忘れてはいけません。忘れないための仕組みを作りなさい(効率化しなさい)。というメッセージです。
問題の中に「社長はなぜエビングハウスの忘却曲線をテストに出したかを推測して答えなさい」という設問をしました。いわゆる「忖度(そんたく)」ですね。
相手側の気持ちに立って考えるというのもありますが、朝礼で3回以上話した「忘れないための仕組み作り」に言及できるかどうかをみました。16人中2人しか満点がいなかったのは少し残念でした。
なお、社内テストには「社内順位」も記載しました。
順位の公表には是々非々があると思いますが、私は公表すべきと考えています。ただ、セーフティネットは張らないといけないので
・各自には社内順位を記載
・社内報では上位者を公表
とします。
以上を、第4回社内テストの総括とします。
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なお、テストの内容は下記よりダウンロードできます。
興味のある方はどうぞ。
第4回すててこ株式会社 社内テスト