下着専門商社 すててこ株式会社

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「すててこ株式会社」の社名の由来

「すててこ株式会社」の社名の由来

仕事について 社長ブログ

「なぜ『すててこ株式会社』という社名なのですか?」

メディアの取材でよく聞かれる質問です。

実はこの名前には、1983年に父が買ってくれた一台のパソコンから始まる、長い物語があります。

長文ですし、2000年頃のPC事情が分かる方じゃないと、読むのはきついと思います(苦笑)が、よろしければご一読くださいませ。


【第1話】父が買った一台のパソコンが、すべての始まりでした

「なぜ会社名が『すててこ株式会社』なんですか?」

取材などで、よくいただく質問です。

社名だけを見ると、「変わった名前ですね」と笑われることもありますが、実はこの名前には40年以上前から始まる物語があります。

私が小学5年生だった1983年、父が一台のパソコンを買ってきました。

NECの「PC-6001」です。

NEC PC-6001
https://note.com/kazushinakamura/n/n6e6fe02759e9

今では想像もつきませんが、当時のパソコンはテレビにつないで使い、記録媒体はカセットテープでした。

画面にはDOSが表示されるだけで、何をどう操作していいのかも分かりません。
それでも付属のゲームを動かしては「おぉーっ!すげぇ!」と感動していました。
同時期にパソコンを購入したがサッカー部の同級生が他にもいて、「のぶちん」はPC-6601、
「なんのさん」はSharp X1というパソコンが家にあり、お互いに教え合いながら遊んでいました。

もちろん、その頃は将来ネット通販を始めるなんて想像もしていません。

でも今振り返ると、この時代にパソコンへ触れていた経験が、その後の人生を大きく変えたのだと思います。

中学生になるとファミコンに夢中になり、パソコンから少し離れます。

しかし15年後、その経験が再び私をパソコンの世界へ戻してくれました。

(第2話へ続く)

 


第2話】26万円のWindows98が人生を変えた

1998年、Windows98が発売されました。

当時26歳だった私は、家業を継ぎ、赤字経営の会社を立て直すことに必死でした。

決して余裕はありませんでしたが、「パソコンは買おう」と決意しました。

当時のパソコンの価格は約26万円。
26歳時の私の月給は額面で18万円。
貯金をはたいた大きな投資でした。

せっかく買ったのだから元を取ろうと思い、WordやExcelを覚え始めました。

そんなある日、「ホームページが作れる」ということを知ります。

バックパッカーとして東南アジアの旅をしていた経験もあり、その旅行記をホームページにしてみようと思いました。

本屋で「できる!ホームページ」みたいな解説本を買い、すべて独学。

当時は電話回線でインターネットをつなぐISDN方式で、回線が遅いし、ネット内の情報も全然ないし、

「FTP接続ってなんやねーん」
「CGIってなんやねーん」
「ISDN機器の設定方法がわからーん!」
って、夜な夜なパソコンと格闘しながら、ようやく完成したホームページが「ささはらの箱庭」でした。

ささはらの箱庭
https://suteteko.jp/hakoniwa/

このホームページが、次の大きな転機になります。

(第3話へ続く)

 

 


第3話】ホームページがネットショップになった日

「ささはらの箱庭」を作る過程で、FTPやCGIの知識が身につきました。

そんなある日、インターネットで「ショッピングカートCGI」を見つけます。

試しに設置してみると……

ちゃんと動いたんです。

その瞬間、

「ホームページにショッピングカートを付けたら、ネットショップになるやん!」

と思いました。

では、何を売るのか。

当時、家業は衣料品店でした。

レディース、メンズ、子ども服、作業着、下着、寝具……

いろいろ考えましたが、当時はデジカメの性能が低く、洋服をきれいに撮るのは難しい時代でした。

そんな中で目を付けたのが、グンゼや福助などの下着でした。

パッケージを撮影すれば商品の魅力が伝わる。

しかも下着の商品は男性用・女性用・子供用まで、店舗で取り扱っている。

「これならいける。」

こうしてネットショップを作る決意をしました。

しかし、もう一つ大切な問題が残っていました。

店の名前です。

(第4話へ続く)

 


第4話】「すててこねっと」は偶然生まれた

ネットショップを作ることは決まりました。

次はドメイン名です。

当時、福井県のネット通販界隈では「どっと混む福井」というネット通販グループが立ち上がっていて、私も何度か参加させていただきました。
そこで知り合いになった通称chapaさんに、ショップの作り方について、いろいろと相談にのってもらったんです。

chapaさんは、すでにお花屋のネットショップを運営していて、その時のアドバイスが

「早めに独自ドメインを取ったほうがいいよ。」

でした。

独自ドメインというのは、ネット上のアドレスで「http://www.~」で始まる、あの文字列の「~」の部分のことです。

そこで、「お名前ドットコム」というサイトで、いろいろ探してみました。

候補は、

・shitagi.com(下着ドットコム)
・shitagiya.com(下着屋ドットコム)
・suteteko.com(すててこドットコム)
・sarumata.com(さるまたドットコム)

といった、ドットコムドメイン。ところが、ほとんど取得済み。

残っていたのは

sarumata.com(さるまたドットコム)
のみ。
で、もう少し探してみると、ドットネットドメインで

suteteko.net(すててこドットネット)

がありました。

「さるまたドットコム」
も、ネームのパンチ力があって捨てがたかったのですが、

「すててこドットネット」

の方が、親しみやすく、かわいらしく感じました。

こうして2000年、「すててこねっと」が誕生しました。

まさか、この名前が会社名になるとは、この時は夢にも思っていませんでした。

(第5話へ続く)

 


第5話】データがふっとび、それでもネット通販を続けた

2000年6月。

ネットショップを公開しました。

翌日、初めて注文が入りました。

関東のお客様だったと記憶しています。

「全国のお客様が、福井のお店から商品を買ってくださる。」

その感動は今でも忘れられません。

そこから昼は店舗、夜はネット通販という生活が始まります。

朝9時から夜7時まで店舗で働き、晩飯と風呂に入って、
夜8時から深夜2~3時くらいまでパソコンで商品登録したり、メルマガとかを作ってました。
1日16時間くらい働いてましたわ(^^;
でも、サイト作りに夢中になってたので、楽しかったです。

ところが2005年、大事件が起きます。

すててこねっとの全データを入れていた外付けハードディスクがぱたんと倒れて壊れ、すべてのデータが消えてしまったのです。

本当に目の前が真っ白になりました。もう、顔はムンクですよ(T0T)。

サイトを半年間閉鎖し、自暴自棄にもなりました。

それでも、

「このまま終わるわけにはいかない。」

そう決意し、ネット専業の社員を採用して楽天市場やYahoo!ショッピングへ出店しました。

時代の追い風もあり、売上は大きく成長。

2008年には、ネット通販の売上が実店舗を超えました。

(最終話へ続く)

 


最終話】「すててこ株式会社」が誕生した理由

ネット通販が成長すると、お客様からのお電話も増えてきました。

電話では、

「はい、株式会社ささはらです。」

と名乗っていました。

すると、

「えっ?すててこねっとさんじゃないんですか?」

と聞かれることが何度もありました。

お客様にとっては「すててこねっと」の会社なのに、「株式会社ささはら」と名乗る。

確かに分かりにくかったのです。

そこで2014年、実店舗を閉店し、ネット専業の会社に移行するタイミングで決断しました。

創業家の名前である「ささはら」を社名から外し、

「すててこ株式会社」

へ変更しました。

「すててこ」という名前は、インパクトを狙って付けたものではありません。

父が買ってくれた一台のパソコンとの出会い。

独学でホームページを作った日々。

初めていただいたネット注文の感動。

すべてのデータを失った挫折。

そして、お客様に育てていただいたネットショップ。

その積み重ねが、「すててこ」という名前に詰まっています。

これからも、この少し変わった社名を誇りに、お客様に愛される会社であり続けたいと思っています。

ずいぶんと説明が長くなってしまいました。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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この記事を書いた人

笹原 博之

すててこ株式会社代表取締役社長。下着・靴下・ストッキングのバイヤー歴28年以上。 座右の銘は「成長は人生の醍醐味」下着通販サイト加速中。

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