専務取締役として経営の舵取りをしていた時は、会社経営の目的は「利益を出す」ことだった。
当時はなかなか利益を生み出すビジネスモデルが作れなかったということもあり、
目先でもなんでも「経常利益」を出すことに強い願望を持っていた。
39歳で代表取締役社長になり、会社の全責任を持つようになると
「利益を出す」ことも念頭に置きつつ、経営の一番の目的は
「雇用を維持し、待遇を改善し、従業員が家族を養い続けられる」ことに変わっていった。
現在、5年後も従業員が家族を養い続けられる形に進化するために
一時的に利益が下がってもいいから「自社サイトの総リニューアル」を進めている。
専務時代の考え方ではきっと決断し切れなかった重要案件。
従業員はお客様の為に仕事をする。
社長はお客様と従業員の為に仕事をする。
その比率は「お客様4.5:従業員5.5」
従業員への比率がお客様より上になる。
今、私はこの考え方で経営をしている。