2019.01.04の繊研新聞に取り上げていただきました(^^)/
「地元の学校制服をネット販売」
~働くお母さんを応援したい~
なんと、ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井会長の新年の記事と同じ1面に掲載していただき、感謝感激です。ありがとうございます!
(記事全文は下部に記載してあります)
「地元の学校制服をネット販売」
~働くお母さんを応援したい~
インナーやレッグウェアのネット販売で業績を伸ばしてきた、すててこ(福井県あわら市、笹原博之社長)。地方を拠点に全国、海外に販売してきた同社が、地元の働くお母さんを対象にした学校制服のネット販売に力を入れている。
本店サイトのほか、楽天、ヤフー、アマゾンなどのサイトの検索欄に学校名を入れると、入学時に必要な制服などが出揃う仕組みだ。(山田太志)
きっかけは、管理部課長で、このプロジェクトにも深く関わってきた高倉友愛さんの体験から。パート社員から正社員になり、育児休暇などを挟んで仕事に復帰した。現在は小5、小3、年少の3児の母親。「仕事をしていると、つい自分の子供の服が小さくなっていることに気付かず、かわいそうなことをした」と振り返る。
同社もEC事業を本格化する前は、一般衣料品店を開き、学生服の代理店でもあった。衣料品店を閉めた後は倉庫の一部を活用しながら、地元の制服販売を継続している。ただ、その店舗も午後6時の閉店で、日曜日は休み。
「サイズの小ささに気付いても、買いに行く時聞がない」
高倉さんも多忙な合間を縫って参画、ECビジネスで培ってきたノウハウを活用しコンテンツを作成していった。地元金津地区の小学校4校、中学校1校を対象に、詰襟、セーラー服、シャツ、体操服はもちろん、靴下、ベルト、ボタンーつまで揃えている。
ささげ(撮影・採寸・原稿作成)業務もインナーなどとは勝手が違う。社員の家族にモデルになってもらったり、細かい学生服のサイズ表示に悩んだりと、当初は苦労の連続。
「手間を考えれば、もうかるようなビジネスではない」
と笹原社長も苦笑する。
ただ、26人の社員の4分の3が女性。共働き率全国一の県であり、地元への貢献を意識している。金津地区の学校の代理店だったため、地区内の学校は販売できるが、近隣の市町村の学校は別の代理店があるため拡大が難しい。ただ、
「学生服を扱う専門店も縮小する一方。消費者の利便性を考えれば、まずは近隣、将来的には福井県内で広げていきたい」意向。NBメーカーとの話し込みも進めていく。
一方、中国・大連に独資会社を持つなど中国ビジネスの知見も豊富。中国で自社PBの体操服を開発中で、価格を抑えた全国共通の半袖・半ズボンを来年5月に販売する計画だ。
同社の18年2月期の売上高は15%増の5億3000万円.今期は売上高がダウンするものの、利益は横ばいから微減の見込みだ。今期はECモール間の商品データベースの一元化がほぽ終了。新規のPB商品開発も年100品番の目標に対し85品番まで完了した。年明けには物流機能の整備も具体化する。