パレットラックについて②
~①からの続き~
幸いにも、中国でパレットラックを生産している工場とつながることができ、2023年7月から打ち合わせを始めました。
まず、15万円分くらいかけて、サンプルを作ってもらうと、意外に出来が良かったんです。しかも安い!
それからというもの、物流センター見学の際はずっとパレットラックを見てました。また、コストコやコメリでもパレットラックを使っているので、各パーツの写真を撮っては知見を蓄えていきました。
その上で、導き出したもっとも効率的なパレットラックは「奥行120cmのラックを両面で使う形」です。
奥行120cmのラックを両面で使う形
ただ、ラック上部をフォークリフトで荷物を載せる使い方をする為には、通路幅が3m程度必要になります。しかし通路に3mもとってしまうと、通路ばかり広くて収納スペースが全然ない倉庫になってしまいます。
そこで、まず考えたのが、「パレットスタッカー」の導入です。パレットスタッカーはパレットを高く上げながら移動することができるので、これを導入すれば、通路幅が狭くても何とかなるんじゃないかと。
そこで、このパレットスタッカーも中国経由で2台購入してみました。
ただ、実際に使ってみると、小回りが利かず、非常に使いにくく、狭い通路での使用には向いていないと判断しました。
で、さらに調べて、発見したのが「トヨタL&F 3Wayフォークリフト 0.7トンタイプ」です。
まず、3wayフォークリフトというのは、ヘッド部分だけ左右に直角に曲げることができるという優れもので、フォークリフト本体が旋回しなくても済むので、通路幅を節約できます。
トヨタL&F 3Wayフォークリフト 0.7トンタイプ
http://www.toyota-lf.com/products/detail/rinova_rack_stocker/
かつ、当時3Wayフォークリフトは1トンタイプが最小だったんですが、さすがトヨタ、より小さいタイプのニーズがあると判断して0.7トンタイプを投入したんですわ。
この3wayフォークリフトだと、通路幅を最小で158cm幅で運用できることが分かりました。
ということで、弊社のパレットラックの上部使用の為に、この小型3wayフォークリフトを導入することにしました。
~パレットラックについて③に続く~