読んでいるブログで「リスクとハザードの違い」について説明されていました。
これを読んで私の中で環境問題の混乱について腑に落ちたので、メモがてら残しておきます。
私の中で、説明が難しかったのが
「原発とタバコ、どちらが危険か?」
という比較の難しい疑問。
ブログでは下記のような質問に答えています。
「原発が最も命に優しいという議論をする人がいる。石炭なら炭鉱事故で人が死ぬ、原発では死んだ人が少ない、だから原発は安全だという理屈らしい。でも、青酸カリで死ぬ人はほとんどいないけど、タバコで肺がんになって死ぬ人はたくさんいる、だからタバコが青酸カリより危険?どういう理屈なのかな。」
これを理解するには「リスク」と「ハザード」の違いを理解して区別すること。どちらも「危険」と訳されていますが、この2つには本質的な違いがあり、区別して使わないといけないこと。私もこの区別を理解していませんでした。この説明でストンと腑に落ちました。
リスク=確率的な危険度
ハザード=危険の原因・危険物・障害物など。潜在的危険性。
リスク=ハザード×頻度
私の口から説明するよりも、ブログを読んだほうがはやいと思うので、詳しくは下記のブログに記載されているので、興味のある方はブログをご覧ください。
池田信夫ブログ「小林よしのり氏の知らないリスクとハザードの違い」
危険度(リスク)というのは、具体的な危険(ハザード)が発生する確率(頻度)を掛け算して、初めて同じ度合いで比較できるわけです。
リスク(危険度)=ハザード(具体的な危険)×頻度(発生する確率)
なるほど。勉強になりました。