シンガポール視察には大学の先輩である木下稔さんと同行したんですが、食事中の話の中で、その稔さんから
「ラッキーの神様って、どんな姿か知ってる?」
って聞かれました。
「大黒天さんみたいな姿ですか?」
と答えると、メモ帳に絵を描き始めました。
さささっと書いていただいた
「ラッキーの神様」の絵がコチラ↓
ラッキーの神様は
・ずっと走っている
・体中がぬるぬるで、抱きついて捕まえようにもすべって捕まえられない
・髪の毛が提灯アンコウみたいに前に伸びていて、この髪の毛を掴めば捕まえられる
というものだそうです。
「笹原なら、どうやってこのラッキーの神様を捕まえる?」
と聞かれ、考えること30秒。私なら
「定置網のようなものを作り、ここに神様を追い込んで捕まえます。」
こんなイメージ↓
ヤンマーマリンブログより引用
と答えました。
その答えを受けて、稔さんは
「ラッキーの神様を捕まえる方法は2種類あって、目の前を神様が通った瞬間に、神様よりも速くシュパッって髪の毛を掴むか、ラッキーの神様がいつ来てもいいように 準備をするかのどちらかやねん。ここに経営者の性格って出るよね。」
と。
なるほど。確かに。
ホテルに戻り、このことをずっと考えていました。
自分を振り返ってみて、昔は目の前を通るラッキー(とおぼしきもの)に、とにかく手当たり次第に食い付いていたなぁと。もちろん、ラッキーを必ず捕まえられたわけでもなかったし、ラッキーに見せかけて実はアンラッキーで、痛い目にも合いましたが、、、
とにかく、手当たり次第に食い付いていたなと(^^;;
しかし、痛い目にもあったせいか(というより、歳のせいか)、最近は「ラッキーの神様」をきちんと捕らえられる「仕組み作り」に意識がいくようになりました。
ラッキーの神様は、今も私達の近くを走っています。
その神様が来た時に、どう対応するかで人生が決まります。
BESTは「ラッキーをいつでも捕まえられるように準備をする」
BETTERは「ラッキーと判断したら、とにかくつかむ」
BADは「ラッキーかどうか迷って、つかみにいかない」
私はこのように考えています。
————————————-
ちなみに、このラッキーの神様は100人中100人に平等に訪れるわけではありません。
ある人には毎月のように訪れますが、ある人にはぜんぜん訪れません。
「えー!不平等やん!」
と思ったらダメです。はい。不平等なんです。
まさかラッキー(運)は平等だなんて、学校で習ってませんよね。
世の中は何もしなければ「不平等」「不公平」になるように作られているんです。
そして、ラッキーの神様は「三角形の上の部分」が大好きなんです。
三角形?
ラッキーの神様は、三角形の上の部分ばっかり走っているわけで、下のほうには気まぐれでしか降りてきません。
三角形の上の人たちには、ラッキーの神様は、毎朝、竹田川沿いをウォーキングするおじさんのように頻繁に現れますが、三角形の下の人たちには、あわら市でジャニーズ事務所のアイドルに会う確率くらいにしか現れません。
そういうものです。
——————————————————
それでも、人生で何回か現れる「ラッキーの神様」を捕まえる秘訣があります。
それが「真面目」「前向き」「アンテナ」です。
「真面目」
とにかく、目の前の仕事や宿題から逃げずに取り組むこと。
「前向き」
物事を前向きに、楽観的に、明るく捉えること。
「アンテナ」
ラッキーの神様が来た時の為に準備し、アンテナを張り続けていること。
この3つは、セットです。どれかがかけても、ラッキーの神様を捕まえる確率は下がります。
「真面目」×「前向き」×「アンテナ」=ラッキーの神様を捕まえる確率
です。
2日後に45歳になる私の経験則による「ラッキーの神様」論です。