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…ぼそっと独り言 14
うちのじいさまは84歳。でも、電動機付き自転車で毎日遊びまわっている お元気じいさまです。84歳とは思えないくらい元気なのですが、しかしやはり 84歳。若い者とは話題が合わず、家族ではなかなか相手にしてもらえません。 私でさえ、さすがにいつもじいさまの昔話には付き合ってはいられず、最近は 聞き流したり、空返事したりするようになってました。

そんなじいさまの最大の話し相手はばあさまでした。ばあさまも、じいさまのグチな 話はあまり好きではなかったのでしょうが、それでもなにかと話を聞いてました。

そんなばあさまが他界したのが昨年の8月。突然の脳溢血で、倒れて1週間で 他界しました。私がインドに旅立つ日でした。ばあさまが倒れた朝、私は関西空港で 出発待ちしてました。3時間後にはフライトで、もし出発してたらばあさまの死に目には会えなかったでしょうから、携帯電話のありがたみをすごく感じました。

昨晩、太鼓の練習から帰ってくると、和室でなにやら話し声。

「誰か来ているのかな?」

と思って見てみると、じいさまが仏壇の中のばあさまに一日の出来事を話し掛けてま した。
それはやさしく、まるでそこにばあさまがいるように話し掛けてました。

私は不覚にも涙が出てしまいました。

~おしまい~


…ぼそっと独り言 15
~オセロ~

晩の10時。週末のチラシを作り終えた私は、ちょっと疲れたので
「温泉にでも行こう!!」
と、いきつけ?の芦原温泉へと向かいました。そう、行き先は当然 芦原グランドホテルの露天風呂です。

10時過ぎ。温泉に着き、お金を払おうとすると 「では800円です。」
との声。この前まで500円だったのに、いつのまにか値上がりしてます。
「あれっ?値上がりしたの?」
と、フロントのおっちゃんに聞くと、おっちゃんはまず、私を覗き込みました。 そして一見さんじゃないと判断したのか
「あぁ、ごめんなさい。この間から観光の方からは800円いただくことにしたんで すよ。」
との返事。なるほど。まぁ、このホテルの露天風呂ならば800円でも 高くはない気がしますが…。私は500円払ってホテルに入りました。

露天風呂には人っ子一人いませんでした。私はしばし、一人占め風呂に ご満悦さんでした。

ガララッ

白髪のおじいさんが入ってきました。どうも観光のようです。おじいさんは 痩せた肢体を躍らせて、湯船に入ってきました。 何度か目が合ったので、私から話し掛けてみました。やはり観光客の ようで、この辺の温泉(加賀温泉や山中温泉)の話をし始めました。 ただ、ずっと浸かっているとのぼせそうなので、湯船のへりに腰掛けました。 すると、なぜかおじいさんも私のとなりに腰掛けました。

ガララッ

また、おじいさんが入ってきました。今度のおじいさんはてっぺんハゲでした。 この人も観光客のようです。私のとなりのおじいさんが話し掛けると このおじいさんは関西弁で受け答えしました。有馬温泉の話が出てきたので 何度か行った事のある私も話に入っていきました。

このおじいさんも、温泉にのぼせたのか、私のとなりに腰掛けました。 私はおじいさん二人に挟まれることになりました。

ん?

はたから見ると、浴槽のへりに並んで座る3人。
広~い露天風呂に、肩を並べて座る3人。
それは異様な光景でした。

白髪に挟まれた私を包み込んだのは、じじい独特の体臭でした。

ガララッ

そこにまた3人のおじいさんが入ってきて、私の目の前の浴槽に浸かりました。

右・左・前に しわしわ。

3方をじいさまに囲まれた私は、目の前が白~くなりました。


~おしまい~


…ぼそっと独り言 16
~花火~

昨晩のことだった。仕事を終えた私は、帰宅しようと車に乗り込み エンジンをかけた。

キュルルルッ……キュル……キュル……

「げっ!!」

バッテリーが上がってしまっていた。先日からエンジンのかかりが 悪いな、とは思っていた。実際、1週間前にも上がってしまっていたので 「またか……」
という感じだった。
20歳から乗ってるこのサーフ。走行距離はもう16万キロを超えるが バッテリーなんて換えた記憶がない。
「さすがにもう寿命か。」
と苦笑いした。

ただ、ここは会社の駐車場なので、横に社用車がある。私は社用車を 横につけ、バッテリーをつなぐ作業を始めた。

しかし、暗いのでバッテリーの+と-が分からない。だが、バッテリーの 形は同じなので、右は右・左は左につなぐことにした。

右と右をつなぎ、左と左をつないだ瞬間、

バチバチバチチッ!!!

目の前を50cmの火花が散った!

「があっ!!」

ド肝を抜かれた。まったくの予想外だった。全身から汗が出た。
火花が上がったところを見てみると、バッテリーの鉄口が1cmちかく 溶けてしまっていた。びびった私は車をそのままにして帰宅した。

翌日

当然のごとく、原因は+と-の間違い。しかし、あれはバッテリーメーカーが 悪い。右と左の電極くらいJIS規格かなんかで合わせておくべきだ。
そんなことをぼやいてもはじまらない。
もう、バッテリーをつないでも、サーフのエンジンはかからなかった。
車屋に見てもらったら、その火花で、エンジンに軽油を送る基盤か なんかがぶっこわれたそう。修理に10万近くかかるそうだ。

今日は7月7日。七夕前に私は50cmという、でかい花火を 打ち上げてしまったみたいである……。


~おしまい~


…ぼそっと独り言 17
~ダブルショック~

今日は金津祭りの日。町中がなにか活気に満ちていた。
通りには出店が並び、夏休みに入った小・中・高校生が 昼過ぎにはわいわいはしゃいでいた。
しかし、当然のごとく私たち洋服屋は営業。祭りの日も 働かなくてはいけないのが悲しく辛い。これも運命か……。

私の働くショッピングセンターは祭りの神社に面しているため、 祭りの客が流れてくる。店も、まあまあ忙しかった。

ふと、尿意をもよおしたので、トイレに向かった。トイレも 結構汚れていた。トイレ目当ての祭り客が結構いるのだろう。
しかしまあ、こればっかりは仕方ない。

何気に用を足していると、隣にひょろひょろに細い体で、 メガネをかけた高校生(だと思う)が来た。色白だった。
ここはトイレ。当然彼も用を足し始めた。

それは無意識であった。何気に彼のモノが見えた。



驚いた!マグナム級のモノであった!
そう、それはまるでトイレットペーパーの芯級!
あるいは味塩の容器級であった!



無意識に自分のを見た。これは見せられない……。
私は敗北感を感じつつ、自分の息子をズボンに収めた……。



がちゃっ



突然、後の扉が開いた。どうやら大のお客がいたみたいだ。
それは小学生であった。しかも低学年。そして、走り去る彼の 風圧と共に、あの独特の異臭が私をつつんだ。
いわゆる「うんこくさい」である。
あまりの臭さに便器を見てみた。


そこには大き過ぎず、かといって小さ過ぎず、ほどよい大きさで かつ、意志の強さを示すような一本グソが、真一文字に そこはかとなくたたずんでいた。



流せよ……小学生……



~おしまい~


…ぼそっと独り言 20
パソコンで文字を書くことが多い中、たまに鉛筆で文字を書くと、文字をド忘れすることはしょっちゅうある。

「幸せ」って漢字で書こうとしたら「辛せ」って書いてしまった時、 私の人生はトワイライトブルー……。